
クライアント課題
AI開発支援・RAG構築支援ソリューションを提供するクライアント様は、自社ウェビナーへの集客に成功していたものの、その後の受注率や案件化までの連携構造に課題を抱えていました。
- ウェビナー申込者へのインバウンドコールを実施するリソース不足
- ウェビナー申込者フォローに時間がかかり、その間に関心が薄れる
- ウェビナー直後の案件化判断が難しく、効率的な営業アクションが取れていない
- インバウンド活動のコストが高く、ROIが伸び悩んでいる
Katrusカトラスの役割
Katrusカトラス株式会社では、以下3つの柱で支援を行いました。
- ヒアリングプロ集団による徹底的で丁寧な聞き取りを含むお礼のコール
- 5分以内のコールを実現する体制構築
- 独自のスコアリングによる有効リード判断リストの確立
① お礼電話+丁寧なヒアリング対応
ウェビナー申込者に対し、専門スクリプトを用いたお礼の架電と丁寧な聞き取りを実施。
顧客の興味状況や課題を明確にし、後続アクションに繋がる質の高いリードを取得しました。
② 5分以内の即時対応体制構築
申し込みからわずか5分以内にコールなどのレスポンスを実現する体制とシステムを構築。
これによりリードの“熱”が冷めないうちに必要な架電が可能となり、商談化率の大幅な向上を実現しました。
ウェビナーなどの申込み直後は、情報に強い興味やモチベーションがある状態です。
このタイミングで連絡すれば、話を聞いてもらいやすく、商談につながる確率が格段に上がります。
逆に時間が経つと関心が薄れ、他の予定や情報に埋もれてしまうため、反応率が大きく下がります。
③ 有効リード判断基準の確立と工数削減
カトラス独自のスコアリング基準を策定し、商材マッチ度・意思確認・導入フェーズなどを判断軸に設定。
この精緻な基準により、ムダな架電や非商材リードを削減し、営業活動の効率化と有効リード率向上を両立しました。
支援実施内容と成果詳細
支援フェーズ | 実施内容 | 主な成果 |
---|---|---|
ヒアリング設計 | 専用スクリプト作成、オペレーター研修 | 顧客要望・導入意欲を的確に把握 |
仕組み構築 | ウェビナー申込即時通知システム開発と対応リソースの確保 | 申込み後5分以内の即時対応を実現する仕組みが完成 |
コール実行 | 申込者全員に丁寧なヒアリングコール | 丁寧なヒアリングにより新たなセグメントの発掘 |
リード整理 | スコアリングによる分類と提案育成 | 有効リードのみを拾い上げる施策でファーストコンタクトから商談までの期間を50%削減 |
運用改善 | PDCA運用によるスクリプト・対応最適化 | 成約率が従来比20%アップ |
導入成果(定量アウトプット)
- 初回架電までの時間:5分以内の架電を可能にする組織づくり → 申込者の熱量を逃しません。
- 有効リード率:独自チェックリストを作成し無駄打ちをゼロに。
- 商談化のスピードアップ:有効リードだけを洗い出したため、商談までの期間が50%短縮。
- 営業ROI:人材コストを抑制しながらCVR(成約転換率)向上
支援のポイント解説

✅ スピード重視の設計
AIや自動化ツール単体では真似できない「人+仕組み」の連携で、ウェビナー応募から5分以内のフォロー体制を構築しました。
このスピードがリードの関心を最大化し、商談獲得に直結しています。
既存の業務が多忙で、新規開拓にリソースを割けないクライアント様に対し、カトラスの持つノウハウと連携力で課題を解決し、かつ持続可能な体制づくりを実現しました。
✅ ヒアリングを武器にした深掘り
ヒアリング内容は単なる確認ではなく、課題の「深掘り」に注力。
カトラスとクライアント様の共通認識として「アポ獲得がゴールではない」と考えています。「受注に近い質の高いアポ」を丁寧に見極めることが、インバウンドの本質的な価値です。アポ獲得はあくまで通過点であり、ヒアリング力やニーズ把握が伴ってこそ意味のある成果になります。それによって、長期的な視点で双方の営業の質を高めることもできます。実際、カトラスでは1件あたり平均6分のヒアリングを実施し、相手の課題間・導入意欲・予算感・意思決定プロセスまでを引き出しています。このことにより、次の営業フェーズに有効な情報を定量的に収集し、確度の高いリード生成に至っています。
✅ 精緻なセグメント化とスコアリング
定性データと定量データを組み合わせた高度な判断軸により、有効リードには至らない層を明確に分離。また、カトラス独自分析によりチェックリストを作成し営業活動の工数巣削減を実現しました。
結果、成約検討領域でのリードに注力できるようになりました。

AI×営業
最近では、AIを活用したインバウンド施策の注目が飛躍的に高まっています。
ツールによるAIコールやチャットボットによる24時間対応などで、リード獲得や案件化のスピード・質が改善されています。
カトラスでは、AIツールだけに頼らず、「人の聞き取り力」と「仕組み化」を組み合わせたハイブリッドアプローチで差別化を実現しました。
導入の流れ
- 初回ヒアリング&設計
→ 現状課題・ゴール・目標リード数などを共有 - 業務実行フェーズ
→ 申込み検知、自動通知、トークスクリプトの運用、スコアリング - 改善フェーズ
→ デイリーレポート、週次PDCA会議による内容ブラッシュアップ


- 迅速対応:熱いタイミングを逃さない即応力
- 質の高いヒアリング:相手の本質に迫る質問力
- 精緻なフォロー設計と判断軸:ムダを削ぎ落とし、成果へ直結
自動化が進む昨今の営業領域において、「人をほころばせる共感力」と「仕組みの強さ」を融合させた当社支援が、最短で成果を引き出す鍵となります。
インバウンドセールス、AIを活用した営業効率化、リード育成などにお悩みの際は、ぜひ一度ご相談ください。
カトラス株式会社が「人と仕組みの両輪」で、確かな成果をお届けします。
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